メランコリックにマーキングを
さて、たぶん生まれて初めて一人ぼっちで夜を過ごしたであろうフォルテ。見た限り食欲もあり、それほどダメージを受けていない感じ。
早々にホテルをチェックアウトして、どっかファミレスで朝ごはん食べたかったんだけど、ファミレス…まったく見つからず。
札幌にファミレスはないんかい(怒)。
あれって田舎のもんかい?
そのかわりコンビニありすぎ。
ナビでコンビニ表示させたら、道路見えなくなっちまいやんの。
しかたなくコンビニでおにぎりを買い、フォルテにクリームパンを買い、二人でボソボソ朝食。
この旅のテーマはフォルテとの散歩なので、まず大学から。
結婚して住んでいたアパートは今も健在。
そこからフェンスの破れ目を抜けて農場を通って学校に通っていたのだけど、雨で農場はグチャグチャ。車も駐車できず。
で・・・昔住んでたそのアパートに車を停めてフォルテを降ろす(すみません)。
通学路の農場はあきらめて、ぐるっと回って大学へ。
台風で半壊したポプラ並木などをフォルテと歩きます。
フォルテにとっては、どこだろうと土があれば匂いを嗅ぐ訳で…マーキングもさせましたよ、今回は。
小1時間歩いて、フォルテはドロドロ。
どこかの水道にホースがついていたので、それでフォルテを洗う。
雨もやまないし、嫌になって夕張へGo.
峠を登ればそこは夕張だった。
さて、今回の重要目的、墓参り。
途中でお花を買おうとしたけど…花を売ってるお店がない。
ってか、店そのものがない。
まあ、いいか手ぶらで。
お墓は山の上。
ドロドロにさせるのが嫌で、フォルテは車で待機。
記憶を頼りにちょっと探して。。お墓無事ハケーン。
線香も花もない孫娘を勘弁してくだせい。
で、次は最後に住んでたとこ。
ここは旭町という谷間の一本道。
友達が前に住んでた家もあったけど、まだ誰か住んでるのかしら?
これはポンポロカベツ川。家の下を流れている川。
よく遊んだ川なんだけど、雨降ってるし、長靴もってないので、降りるのはやめる。
さて、フォルテ君、夕張散歩開始~。
このころから、フォルテ君、背中の毛が立ってますよ。
何でかな?
「熊出没注意」な看板もありますよ。
あらら、ヒグマですわね。
さあ、行きましょう。
まず中心部市街地ですね。
あら、なんかずいぶんやばい感じ。
お蕎麦屋さんは残ってますが・・・。
この下はシホロカベツ川。炭鉱があった時分は、石炭を洗うので真っ黒でしたが・・・今は清流です。
その橋の終りに病院ハケーン!!
そうそう、sakuはここで生まれたそうですよ。
でもね、ここ、院長が変死しまして・・・それ以来ず~っと閉鎖されているんですよ。
私が夕張を出る頃にはとっくに閉鎖されていまして、未だに取り壊されもせず・・・なんかいるみたいな感じは気のせい?
そんなこんな場所をフォルテとちょろちょろ歩いていたんですけど、人にはほとんど会わず。
昔風邪ひいて熱があるのに、15分も歩いて受診した内科医院は「羽柴秀吉」の選挙事務所になってましたわ。
しかし、広いと思っていた夕張だけど、1時間でぐるっと回れちゃったわね。
まだ午後2時です。
これからど~しよ。
まだまだつづく(長い?あ~ごめんなさい、メランコリックなので)
夕張へ
倒産で有名になった夕張の出身であるフォルテの飼い主。
夕張が今の形になる前、高校卒業と同時に親ともども夕張を離れたので、どうしてこんな風になってしまったのか、聞きかじりでしかありません。
高校の同級生の中で、夕張に残っている人はたぶんもういないと思います。
今回、土曜に2時間程度札幌で用事があり、日曜に帰ってくるため、旅行会社で
格安ツアーを頼みましたが・・・日曜日のフライトが夜9時40分。
日曜日丸々北海道で過ごさなければいけません。
で、今年の夏に可愛がってもらった叔母(高校卒業以来あってませんが)がなくなり、そのお葬式にいけなかったので、お墓参りもしたかったのです。
しかも、12時間もあります。
10年前に家族で来たときはお墓参りと遊園地のみで、ゆっくり出来ませんでしたから、一度夕張を歩いてみたいと思いました。本当に高校卒業以来です。
でも、ひとりで町を歩くって寂しくないですか?
犬の散歩なら違和感ないじゃないですか(ほんと?)。
で、フォルテと夕張での散歩を決行いたしました。
ほんと~にありえない~い、自分、な気持ち。
前日の夜8時にレンタカーを予約し、羽田空港の駐車場の料金をシュミレーションすると、民間駐車場と1000円位しかかわりません。
民間駐車場は、バスなどに乗り換えますので、移動が面倒ですね、ワンコがいると。
で、いざ駐車場に着くと、屋根つきANA側駐車場が満車で、露天の駐車場になってしまいました。ギリギリまでフォルテを外に出して、それからおもむろにバリケンを組み立て、空港内へ。
段差で上がらなかったり、いろんな人に「あれ?変なの乗ってる!!」的指差しを受けながら、空港内を闊歩。
ANAの「ペット楽のり」は「死んでもかまいません」にサインして、4000円払えば終わり。
フォルテは網をかけられ、ベルトコンベアーで運ばれちゃいました。
さて、札幌。
荷物はまだだろうとゆっくりトイレに行っていたら、もうついて、数人のグランドアテンダントのお姉さんに囲まれているフォルテとバリケン。
涎だれだれで、一緒に入れていたタオルがグッショリです。
緊張したんだろうな。
さあて、これからが大変。
レンタカーのカウンターは、別棟の1階。一度2階に上がって、別のエレベーターに乗らなくてはいけないのですが、エレベーターに横向きのバリケンが入りません。
先に大きな荷物をエレベータに乗せ、さあ、次バリケンをどうしようか?と思っているうちにエレベータ出発。
フォルテと財布の入ったバッグを残して。
「ふぉるちゃ~ん、ママのバッグ守ってね~」
バリに入っている犬にどうしろと?
大急ぎで戻ると、バッグは無事でした。よかった。
札幌から帰れなくなるところだったわ。
さて、バリケン。フォルテとバリあわせて40kgは、ひとりではどうにもなりません。
もういいや。フォルテをバリから出しました、空港内で。
この後も、レンタカーの迎えのバスにバリが載らなくて、自分が借りる車で空港まで迎えに来てもらいました。
マツダレンタカーさんは、犬を乗せることにも理解があり、とっても親切でお勧め。
でも、私、バリケン嫌い。これさえなければ、フォルテは自分の足で歩けるのに。
さて、札幌ですが・・・車が停められない。
ホテルがススキノで、フォルテは車中泊なのに、ホテル提携駐車場は満杯。
でも何とかするので、車を置いていけという。
フォルテが乗っているのに?
ごねてごねて、結局ホテルのちょっとしたスペースに駐車させてもらう。
なのに1000円取られた。
もう日付が変わっています。
一度散歩に出して、持ってきたシュラフをバリケンにかけて、おやすみなさい。
フォルテ、初めて一人で寝ました。
つづく。
八方塞がり
さっきことこの病院から電話があって、昨日から元気がないので、手術はできないということだ。
細胞診だけを行うというが、その場所は血管が集中している場所なのだが大丈夫なのか?
エコーでも映らないのにさ。
私は腎臓の細胞診を受けたことがあるが、局所麻酔だけでも相当痛かったけどなあ。
ボクサーの「ひなた」が腹膜透析用の器具をおなかに入れる時は局所麻酔だけでお腹を切ったっけ。
状態が悪くて、全身麻酔はかけられなかったからね。
手術中保底していたけど、意識もしっかりしている中ぴくりとも動かなくて、「すげー」って思ったけど。
腹膜透析とか、MRIとかなんかいつも高度医療的なことになってしまうなあ、私。
「ああいいです、自然にまかせます」とか思えなくて。
でも、手術できないってことに、かなり落ち込み。
細胞なんて取れるのかなあ?
そんなこんなしているうちに、もう一匹のマリの目が結膜炎に。
昨日病院へ行ったんだけど・・・治るかなあ?
ウイルスとかクラミジアとかだったらシャルルへの感染が心配。
てか、シャルルから感染した可能性もあるけど・・・シャルルは特別異常はない気がするけど。
でも、たまにくしゃみするんだよね。
予防注射もしなきゃなんないけど、大丈夫なんだろうか?
明日、明後日と留守にするんだけど、大丈夫なんだろうか?
シャルルを迎えたことが悪かったのか?
ストレスがかかったのか?
ことこはたぶんその前からだから、問題ではないと思うけど。
これで、留守にして犬たちまで悪くなったらどうしよ~。
あ~もうううううう。
書いて発散、愚痴でした。
ことこちゃん、続き
昨日はとても疲れてしまい、簡単にしか書けなかったけど、キャミックについて。
キャミックは民間のMRI, CTの検査機関です。練馬、東東京、千葉の3カ所にあります。完全獣医からの紹介および診断のみの機関です。
CTは35000円から、MRIは68000円からで、造影剤や血液検査など、必要に応じて増加します。各種クレジットカードおよび保険対応です。
動物なので、全身麻酔で行います。
ことこの場合、高齢なので、腫瘍の可能性もありということで、造影剤も使用するとのこと。
完全予約制なので、時間通りにキャミックにつき、簡単な問診と説明です。
獣医さんからの紹介で、今までの血液データなどを持参しているので、当日の血液検査はなし。ことこの場合は、内蔵には異常なし、白血球の値が高いです。
2時間ちょっとで終了し、説明があります。
内容は昨日の通り。
レントゲンや血液検査で全くわからなかった腫瘍らしきものがあります。
これが神経を圧迫しているのだろうとのこと。
思い起こせば、9月10日に最初に悪くなったとき、その後10日後、さらに、入院して10日目、ステロイドをやめるたびに悪くなっていました。
反対に、ステロイドの注射をするたびにすぐさまよくなっていたのです。
それはたぶん、その腫瘍がステロイド反応性で、ステロイドですぐさま(1時間くらいで効くもんですかね)小さくなって神経の圧迫がとれたと。
思い返せばピッタリ。
通常の腫瘍の場合、細胞診などをして、腫瘍の性質を見極め、その後の治療方針をたてるのが普通ですが、腫瘍ができている場所が脊髄近くということと、腫瘍ができている下に多数の血管があり、とても危険な部位だそうで、できれば手術で摘出しながら細胞診がいいのではないかとのことでした。
その他にも、自己免疫療法、免疫賦活剤療法、ステロイド、抗がん剤などの内科的方法がありますが、原因がわからない以上、できれば細胞診をしてほしいということで、手術をしてもらうことになりました。
では、どこでという問題ですが、脊髄関係の手術はとても難しく、できれば大学病院でという話がでましたが、大学病院に連れて行くのも大変で、できれば今の病院で手術をとお願いしました。
金曜(明日)午後です。見学しますか?とのことでしたが、次の日には札幌へ行くのと、みたところで何のこともないということ、猫の場合あまり精神的影響はないだろうとの考えから、見学はお断りしました。
興味としてはみてみたいけどね。
私はそういうのは平気なので。
ということで、開けてみなくてはわからんということですね。
猫の平均寿命くらいまで、できれば自分の足で歩いて、ご飯を食べてほしい。
それが猫だから。
できることにはかけてみたい。
さあて、どうなるかな?
MRI
ことこちゃんが入院しているのは、前回書いたのですが、どうにも具合がよくありません。
で、結局MRIを撮って確定診断してもらうことに。
入院費はいくらになるか心配していたのだが、2週間で14万円、まあ、想定内だ。
そして、MRI。これはキャミックという民間検査機関で撮影してもらう。
こんなことなら、最初からしてもらえばよかったよ、MRI.
なんせ、料金が68000円からだったので、もったいないと思ってね。
かえって、無駄になった日々と入院費。
昼ごろことこを迎えに行って、50分弱で練馬のキャミック到着。
ここ。
今通っている埼玉の病院もそうだけど、受付嬢とかいなくて、不安だわ。
不安げに入り口を入ると、女性がいて、どうも獣医さんらしい。
こと子ちゃんはこんな感じ。
黒のソファーでわからんがな。
文句はいっているものの、落ち着いております。
2時間かかるというので、ちょっとお出かけの飼い主。
時間になってもどってみると、やがて説明が始まりました。
画像のひとつがこれ。
MRIとは、主に水分子なんかのプロトンに磁場をかけて引き倒して、それが回復するときの信号を取る的な機械。水が多い成分ほど、よく振動します。
レントゲンでは全く映っていない、腰椎の3番目に腫瘍らしきものが見え、これが腰椎内に半分くらい湿潤しています。
たぶん、これが神経を圧迫しているらしいです。
さて・・・どうする?
この腫瘍らしきものが何なのか、治療方針は?
休みの病院へ取って返して、獣医さんと相談します。
リンパ腫などが考えられるも、リンパ腫にしてはステロイドに反応しすぎるし、この場所には原発では出にくいので、他からの転移である可能性があるが、内科的所見をみても、そうは思いにくい。
ってことで、どうするかということなんだけど・・・手術してもらいます、私。
猫の寿命の平均は14年くらいなので、後3年くらいは自分で歩いて、ご飯を食べてほしい。さあて、うまくいくかな?