夕張へ
倒産で有名になった夕張の出身であるフォルテの飼い主。
夕張が今の形になる前、高校卒業と同時に親ともども夕張を離れたので、どうしてこんな風になってしまったのか、聞きかじりでしかありません。
高校の同級生の中で、夕張に残っている人はたぶんもういないと思います。
今回、土曜に2時間程度札幌で用事があり、日曜に帰ってくるため、旅行会社で
格安ツアーを頼みましたが・・・日曜日のフライトが夜9時40分。
日曜日丸々北海道で過ごさなければいけません。
で、今年の夏に可愛がってもらった叔母(高校卒業以来あってませんが)がなくなり、そのお葬式にいけなかったので、お墓参りもしたかったのです。
しかも、12時間もあります。
10年前に家族で来たときはお墓参りと遊園地のみで、ゆっくり出来ませんでしたから、一度夕張を歩いてみたいと思いました。本当に高校卒業以来です。
でも、ひとりで町を歩くって寂しくないですか?
犬の散歩なら違和感ないじゃないですか(ほんと?)。
で、フォルテと夕張での散歩を決行いたしました。
ほんと~にありえない~い、自分、な気持ち。
前日の夜8時にレンタカーを予約し、羽田空港の駐車場の料金をシュミレーションすると、民間駐車場と1000円位しかかわりません。
民間駐車場は、バスなどに乗り換えますので、移動が面倒ですね、ワンコがいると。
で、いざ駐車場に着くと、屋根つきANA側駐車場が満車で、露天の駐車場になってしまいました。ギリギリまでフォルテを外に出して、それからおもむろにバリケンを組み立て、空港内へ。
段差で上がらなかったり、いろんな人に「あれ?変なの乗ってる!!」的指差しを受けながら、空港内を闊歩。
ANAの「ペット楽のり」は「死んでもかまいません」にサインして、4000円払えば終わり。
フォルテは網をかけられ、ベルトコンベアーで運ばれちゃいました。
さて、札幌。
荷物はまだだろうとゆっくりトイレに行っていたら、もうついて、数人のグランドアテンダントのお姉さんに囲まれているフォルテとバリケン。
涎だれだれで、一緒に入れていたタオルがグッショリです。
緊張したんだろうな。
さあて、これからが大変。
レンタカーのカウンターは、別棟の1階。一度2階に上がって、別のエレベーターに乗らなくてはいけないのですが、エレベーターに横向きのバリケンが入りません。
先に大きな荷物をエレベータに乗せ、さあ、次バリケンをどうしようか?と思っているうちにエレベータ出発。
フォルテと財布の入ったバッグを残して。
「ふぉるちゃ~ん、ママのバッグ守ってね~」
バリに入っている犬にどうしろと?
大急ぎで戻ると、バッグは無事でした。よかった。
札幌から帰れなくなるところだったわ。
さて、バリケン。フォルテとバリあわせて40kgは、ひとりではどうにもなりません。
もういいや。フォルテをバリから出しました、空港内で。
この後も、レンタカーの迎えのバスにバリが載らなくて、自分が借りる車で空港まで迎えに来てもらいました。
マツダレンタカーさんは、犬を乗せることにも理解があり、とっても親切でお勧め。
でも、私、バリケン嫌い。これさえなければ、フォルテは自分の足で歩けるのに。
さて、札幌ですが・・・車が停められない。
ホテルがススキノで、フォルテは車中泊なのに、ホテル提携駐車場は満杯。
でも何とかするので、車を置いていけという。
フォルテが乗っているのに?
ごねてごねて、結局ホテルのちょっとしたスペースに駐車させてもらう。
なのに1000円取られた。
もう日付が変わっています。
一度散歩に出して、持ってきたシュラフをバリケンにかけて、おやすみなさい。
フォルテ、初めて一人で寝ました。
つづく。