お手紙
先日、息子の中学校の卒業式があった。
式というものにはあまり興味がないのだが、小学校の卒業式は、仕事で途中抜けだったので、中学校の卒業式はキッチリ休みを取って出かけた。
フォルテにスーツに涎を付けられると困るので、直前までズボンを履いておらず、危うく忘れるところだったのはしかたがない。
この中学校の卒業式は、2部形式で、1部は普通の授与式、2部は生徒による演出である。
長女のときは、今現役東大生の幼馴染天才あ○なちゃんがいたので、とっても面白く、かつ感動的な演出だったのだが、今年は息子が実行委員だそうだ。
結果は知れてる・・・。
案の定ヘンテコカンフー(息子の案らしい)で始まる卒業式。
それでも、バイオリン演奏、男性アカペラ合唱など、息子が関与しない演出が粛々と進み、例のT吾君の声が低くなっただの、Y君の背が高くなったのだの、ちょっと他人のお子さんの成長を喜ぶ。
小学校の時から一緒に育ってきた子たちだ。
これから多少バラバラになってしまうね。
この卒業式では、子供が親に宛てた手紙を渡してくれる。
他のお子さんの封筒をみると、「両親へ」とか「お父さん、お母さんへ」とか書いてあるのに、息子の封筒には「母へ」としか書いてない。
お父さんは?
カナダであんたを産むと決めたのも、毎日保育所に送迎したのも、お父さんじゃんよ。
まあ、いいわ。
恥ずかしいのね。
ってことで、私宛に書かれた便せんを開けてみると。
開けてみると。
あけてみると・・・。
Thank you so , mother・・・・・.
英語かよ!!
しかし、最後にこう書かれてました。
I hope for your happiness.
Thanks.
あら素敵
息子さんの卒業、心からおめでとうございます。
まだ15歳の子が親の幸せを望んでるって書いてくれるなんて、
嬉しいですね。
口に出せなくても手紙だから書ける事ってあると思うです。
次は入学式ですね。
スーツの下はジャージで行ってくれると何だか素敵。
もしくは服着たフォルちゃんが「弟ですが何か?」って式典に参加してるとなお素敵。
入学式で宜しくお願いします。
ちなみにウチの旦那も朝油断して、
たまーーーにブルーメに涎を付けられて、
会社でナメクジが這ったような跡に気付く事があるようです。
随分と巨大なナメクジです。