幸運が続いて
保健所に流れ着いた一匹のボクサーを拾うことが出来ました。
木曜日に情報があり、近くだったため、引き出しに行くことができます。
運よくさくらちゃんのママが一時預かりをしてくれるというので、引き出しに向かいました。
保健所の職員の方は、一定の犬種に関しては、おおむね愛好家集団でレスキューが動くというのを認識しておられ、私がボクサー飼いで、預かる先もあるということを理解してくれて、すんなり譲渡に同意してくれました。
ただ・・・迎えに行ったところには、そのボクサー(千歳ちゃん)以外にもワンコがいました。
吠えてる子やじっとしている子もそれぞれ個別のケージに入れられていました。小型犬もいるようでした。
理不尽なことは重々承知ですが、たくさんの犬を引き受けるわけにはいきませんので、なるべくそのワンコたちは見ないようにして、ボクサーだけを引き出しました。
あまり見ていないので、どんな子がいたのか、覚えていませんが、これが日本の現実です。
なんとかしたいものです。
自分に何が出来るのか・・・少しでも出来ることをしたいと思いました。
千歳ちゃんは、大人しくして、人懐こさも見せていて、素直に人に従っていましたので、保健所の方も、処分するのは忍びなかったのだと思います。ギリギリまで期限を延長する意向だったようです。
とりあえず、ボクサーのオスだということで、スパイクと持っていったのですが、ブカブカで、かわいそうなくらいでした。
保健所の人に「ひゃ~すごいですね」とか言われちまった、スパイク。
とりあえず駐車場までは、重たげなスパイクのまま移動し、車のケージに入れてからはすぐにはずしました。
捕獲されたときに、黒い皮の首輪をしていたらしいのですが、職員のかた失くしてます(探していたけど、いらないと言いました)。
この子は新しい犬生を歩むので、いりません(ってフォルテのお古の首輪ってのもどうかと)。
シャンプーしたり、爪きりしたり、獣医さんにいったり、彼には大変だったろうけど、すべて素直に、大人しくしていて、一切抵抗しませんでした。
獣医さんでは炎症反応もあり、熱も興奮のためか少し高かったので、他の検査も含めて、一泊させてもらい、翌日さくらちゃんのお家に引き取られました。
どんな子かと思っていたのですが、やっぱりボクサーはボクサーで。
フレンドリーな子は身を助けるをつくづく実感しました。
若く、いい子で、健康状態もそれほど悪くはないと思います。
これからさくらちゃんのお家で、たくさん食べて、暖かいところで、十分に休息を取ってから、里親探しが始まります。
お気にかけていただけると幸いです。