やりきれない
大学時代の馬術部の後輩が亡くなった。
F通の部長になったばかりだったらしい。
長男は娘と同じ年、かわいいお嬢さんも残された。
彼は今年の6月、台湾から帰ってから調子が悪く、7月の半ばに検査入院し、あれよあれよというまに、今回のことになってしまった。
確定診断がつく前になくなってしまったのだが、おそらく悪性リンパ腫であろうということだった。
臓器のほとんどに転移していて、なくなったときは腎不全などの多臓器不全を起こしたそうだ。
通常のガンは、月単位で悪くなるものだが、彼の場合週単位で悪くなったそうだ。
なんでこんなことになるのか、考えるだにやりきれない。
リンパ腫というのは若いワンコにも起こり、いったん発病すると本当に短期間(2週間とか)で亡くなるケースが多い。
ウイルス感染なども影響しているかもしれない。
彼のお別れ会は無宗教でお坊様などもいなくて、それぞれ各人が献花をし、彼に思いをはせてお別れするというものだった。
もちろん紹介も何もない。
バックに彼の好きだった音楽が流れているだけだ。
大企業の現役の部長さんということで、大勢の社員の列が続いていた。
参列したみんなが、自分の時もあんなふうがいいなあというような、お別れ会だったが、それでも、こんなことは2度と起こってほしくない。
生き物の命の長さはそれぞれで、コントロールできるものではない部分もあるが、せめて十分生きたと思える年齢まで、お別れをしてほしくないし、自分もしたくない。
一方で、いつお別れがきても一生懸命生きたという時間を持てるように、日々心して生きなくてはいけない。
これが残されたものへの教訓であろうと思う。
彼が安らかに眠れますように、そして、残されたご家族が幸せな人生をあゆめますように、心からお祈りしたいと思います。
合掌
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