2階への道
先日昼休みに家に帰ったら、オートロックの電子錠がピーピー鳴ってるんです。
これは電池が切れているサインですよ。
この電子錠はは数年前に先代ボクサーの飛び出しを防止するためにつけたもの。
というのも、子供が鍵をかけ忘れて、そこへ宅急便の人が来て、犬が自分で開けて出ちゃった事件が頻発していたからだ。
我が家の玄関は押せば開くのでね。
この電子錠、もう古くて、中々数字が押せなくなったりしているんだけど、そして新しい鍵も購入済みなんだが、サッシの飾り枠が邪魔で、新しいのがつかなくて、放置してある。
今まで、電池切れでピーピーなっているときは、全部家の中にいたので、電池を換えて無事だったのだが、今回は家にいるのは犬達だけ。
ドア一枚はさんで息遣いが聞こえるけど・・・ピーピー言ってる鍵。
ここで大きな勘違いをしているのに気がつかなかっため、偉い目にあったのだ。
まず、この電子錠は鍵があれば手動であけることが出来るし、私はその鍵を持っている(はず)。
しかし、その手動鍵穴を開ける蓋が開かない(数年開けてない)。
父親に泣きついて、ドライバーを借りて、やっとこ蓋を開けるも、今度は鍵が開かない。
信じていた鍵は違うものだったらしい。
本物はどこへ?
とにかく、家に入らないことにはどもならん。
ってことで、梯子で2階へ上がることを思いつく。
2階のベランダは開いているはず。
ちょちょいのちょいだわ。
なんせ、私は、20年前、鍵を車に入れてしまって、お隣のご主人の目の前で、ベランダからベランダへスカートを履いたまま移った女。
しかも、5階。
しかし、物置にしまってある折りたたみ式の梯子を出すのに四苦八苦。
さらに、伸ばすのにも四苦八苦。
これが一番つらかったわ。
でも、ベランダには楽々到着。
こんなくらい。
低いでしょ。
しかし、問題なのは2階からガタガタ言わせて進入した私に、3匹の犬のうち、1匹も気がつかなかったってことよ。
2匹のボクサーは玄関、1匹のパピヨンは階段の上で寝そべっていて、私の姿に驚いた様子。
な・・・何のために飼ってるんですか!!
しかも、玄関に下りて見ると・・・。
あら?
まあ。
ピーピー鳴ってる電子錠、鍵がかかってないじゃないの。
つまり、電池切れのときは鍵をはずしてから鳴るのね、
知らなかった。
私の昼休み、1時間、どうしてくれる!!
両親も「なんかピーピー鳴ってたわね」って。
これ無理やりこじ開けてもピーピー鳴るけど、何の役にもたたんってことだわね。
犬もね。